楢本摩崖仏(ならもとまがいぶつ)

大分県宇佐市安心院町(あじむまち)寒水

撮影日:2009年06月25日

 桂昌寺跡 地獄極楽にあった観光案内版で、「楢本磨崖仏」を見つけました。
磨崖仏と聞くと、何故か?興味があるので立ち寄って見ました。場所は、桂昌寺跡 地獄極楽から数分の場所で、立派な看板が見えてきます。が、なんとも怪しい場所でした。
道路沿いに面した場所で、駐車場がありません。交通量が少なかったので、仕方がなく路肩に車を止めました。
楢本摩崖仏(ならもとまがいぶつ)(県市営重要文化財)

 室町時代の磨崖仏の特色(かまぼこ型、半肉彫り)を代表する史跡といわれ、横4m50cm幅40mの2段の岩に彫られており、不動明王の右上にある墨書銘は、昭和32年に県指定史跡に指定されています。
 不動三尊(不動明王・衿羯良(こんがら)童子・制吨迦(せいたか)童子)と薬師三尊(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)の他、十二神将や仁王、地蔵菩薩などが仏の世界を表現した曼荼羅(まんだら)が今も残されています。

 階段の入口脇には、楢本摩崖仏(県指定重要文化財)と書かれた、説明版がありました。


 道路から見上げると、草が生い茂ってて、なんとも不気味な感じでした。観光案内にも紹介されているのに、この荒れ放題に放置され た状況、県指定重要文化財とありますが、管理のなさにがっかりしました。歴史的にも貴重なのものだと思います。


 階段を上がって見ると、始めは雑草で分からなかったのですが、よ〜く見ると岩に磨崖仏が彫られているのが分かりました。


 生い茂り雑草が邪魔で、上手く撮れませんでしたが、そこらじゅうの岩の一面に磨崖仏が彫られているのが分かりました。

 雑草が邪魔で、適当に撮ってきました。 雑草の根や壊れた箇所もあります。



 
 
 
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