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竈門神社

福岡県太宰府市大字内山883

撮影日:2009年11月16日
:2009年11月23日

 太宰府天満宮から「竈門神社」へ寄りました。天満宮から車で数十分で着きます。 今日は少し、小雨が降ってましたが、折角なので下見をしてから帰ることにしました。
 竈門神社は、霊宝・宝満山の麓に鎮座する神社でもあり、宝満山は福岡を代表する山としても名高い山で、毎年数十万人の登山者が訪れ、親しまれる九州有数の山の一つですね。
近くには
「都久志の湯」があるので、ここで疲れをとってから帰る方が多いようです。
 その為、平日もそうなのですが休日ともなると、駐車場は参拝客・登山者での車が凄いです。
早朝から満車状態になりますので、早めに着くように計画して出かけましょう。
 竈門神社は、秋の紅葉でも有名で綺麗だと聞いていたので来て見ましたが、時期が、早かったのか参道は、所々紅葉になってましたが、緑がまだ多かったです。今日は、バイクだったのですが、駐車所はほぼ満車状態でした。

宝満山・竈門神社

 石仏や梵字石僧坊跡などを残す宝満山は、中世以降は英彦山と並ぶ修験者の道場となった山。竈門神社は、山頂の上宮とともに玉依姫命を祭神にしている。政庁時代の創建で、府の鬼門にあたるところから祀られた。神社下の竈門山寺跡は、最澄が渡唐する前に安全祈願したところで、のちに九州天台宗の拠点となっている。

竈門山寺跡

 背後の草地の中に、大きな石が整然とならんでいる。
これは建物の礎石で、時代は平安時代末期とされる。また、ここからは奈良時代の瓦も見つかり、伝教大師最澄が唐へ留学する前に立寄り、航海の安全を祈って薬師仏を造ったという竈門山寺の跡ではないかといわれている。
古代から中世にかけて竈門山寺一大山寺と続く宝満山麓寺の一部であろう。

 11月16日に訪れたときは、まだ、紅葉の時期ではありませんでした。 その後23日に訪れた日は、参道は所々紅葉が始まってました。見頃の時期に来るのは、中々難しいですね。
本殿まで行く途中には「神鹿園」がありました。また、招霊(おがたま)の木などもあります。


 本殿へと続く参道の森は、所々は紅葉になっていました。先ずは参道進み本堂へ行きました。階段を上がると境内です。階段の手前に宝満山案内板・登山略図がありました。

県立太宰府自然公園宝満山案内

 宝満宮竈門神社は天武天皇の白鳳2年の創建で主祭神は玉依姫命(第一代神武天皇御生母)をお祀りしている。
母性愛の神、縁結びの神として信仰篤く、又昔より九州総鎮守の神としてあがめられた。
宝満宮の下宮がここで、これより約1時間半で海抜868mの上宮に達する。命の陵の鎮まりますところで、霊気自ら身に迫るを覚え、そびえたつ数十mの大岩盤の上に鎮座している。
 山頂からの眺めはすばらしく前方に福博の街々、博多湾に浮かぶ能古、志賀などの島々、玄界の波濤に遥か壱岐を望み、背後には三郡の嶺峰がそびえ、眼下には筑紫の大平野が展開し、山麓より迫る大樹林は、代表的な自然林として推賞されている。
その景観の雄大さは他に類をみることが出来ない。
特に春の花々、秋の紅葉と古く、
  「散るたびに もえこがれても おしきかな
    かまどのやまの ひさくらの花」
                  道信法師

  「春はもえ 秋はこがるゝかまど山
    霞もきりもけふりとそみる」
                  清原元輔      と詠まれているほどの名山である。

本殿から見る社務所です。紅葉は、まだ少し早かったようですね。このタイミングが難しいですね。


竈門神社の本殿です。折角なのでお参りして行くことにしました。

寶満宮竈門神社

 祭神 玉依姫命 相殿 神功皇后 応神天皇
 霊験 縁結び 安産 雨乞 方除 交通航海安全 
 大祭 十一月十五日

 御祭神は神武天皇の御生母 玉依姫命であります。
命は海神の女でうがやふきあえずの命の妃となり五瀬命 神武天皇等四柱の御子を産まれた後、御子の教養と建国の大業に心をくだきこのかまど山に登られて祈念されたと伝えられています。
降って天智天皇のみ代、都府楼を建てられるに当ってかまど山は鬼門にあたるので勅使を派遣して厳かに祭祀を行わせ都府楼の守護神とされついで天武天皇白鳳2年に神殿を創建されたのが当社のはじまりで以来皇室のご信仰も篤く延喜式神名帳に名神大社に列すとあり、白河天皇のみ代から九州二島の神とあがめられました。
 戦国時代に入って社殿は度々の兵火に焼かれましたが黒田長政が筑前藩主となって再築されました。
 明治維新後は村社になっていましたが明治26年官幣小社に昇格して昭和20年までその社格を保ってきました。お社は上下の両宮にわかれ上宮は宝満山頂の大磐石の上に鎮座せられています。現在のこの社殿は昭和初年に造営されました。

 かまど山(宝満山) 高さ868m 奇岩怪石にとむ

  古歌に  春は萌え 秋は焦るゝ かまど山
            霞も霧も煙とぞみる
                    清原元輔

  と歌っているほどの名山であります。
本堂には、綺麗な菊の一輪が飾られてありました。参拝の前には、手水所で手と口を清めましょう。
その後は、水鏡へ。

お手水と神拝

神拝の前に口を漱ぎ手を洗うことは、袚戸の神様の目に見えないお力により心についた不浄・沈んだ気持を袚い清めもとの清らかで活力ある心へとお導き下さる作法であります。


水鏡

水に顔をうつして見る水鏡は、魂の甦りをいみします。
宝満山には益影の井をはじめとして五つの神聖な泉があります。
手水所で身を清めたあと、この水鏡に顔をうつしお祈りすれば願いがかなうという信仰が今も生きています。

 

 

 本殿の左側から「宝満山登山口」へ向かうことが出来ます。竈門神社で参拝してから行くといいですね。

鬼門と御祈願

 鬼門とは「うしとら・東北」の方角を指して、古来この方角が忌み慎むべきものとされています。
大宰府政庁(都府楼)が西暦664年頃現在の地に建設されて以来、大宰府の鬼門の守りの神として、ここに古く鎮座する竈門神社は、近郷の人々から篤い信仰が捧げられております。
鬼門の守り神は、土地建物その他人事の一切の災厄を袚い除き給い故障や、わずらいも無くなるようにお守り下さいます。
土地建物に関する方除・地鎮(とこしずめ)厄除は勿論えんむすび・家庭円満等のあらゆる災厄の除去その他すべての御祈願をお願いすれば、未来の幸運を得ることができます。

竈門神社の御利益 交通安全

交通安全祈願の御申込みについて

 御祭神玉依姫の命は、御子神武天皇の御東征に当り、この宝満山に陸路航海の安全をお祈りになったと伝えられています。
又、伝教大師(最澄)、弘法大師(空海)も、この霊峰に登り、唐にわたる航路の平安を祈祷されました。このような御神徳、御神縁のもとに、お潮井川の真砂で斎場を浄めて、交通安全、受難消除の祈願を巌修しております。

     
     
     
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